忘れた頃に起こって、放置しておくと困るのがDISK FULLです。
焦らずに、まず、どうすればよいのか検討してみました。
DISKの容量不足が深刻に
作業用兼ファイルサーバーとして使っているマシンのDISK容量が足りなくなってきました。
数年間分のTS録画ファイルがそのまま保管されていたので、mp4にエンコードして容量確保を試みたところ、ほぼ満タン近く使われていたのDISK容量が約85%程度まで回復しました。
550GBほど空いたものの、これくらいの容量だと Windows10のbootメディアとして使用している512GBのSSDのフルバックアップ1回分しか空いていませんね。これではなんとも心許ないところです。。。
というわけで、HDDの追加を計画しようと思います。
計画編
要求・要件定義
まぁ、なんとも大げさな見出しをつけてしまいましたが(^_^; 、要するに何がやりたいのかを一度整理してみます。
用途:
- 録画サーバーから持ってきたtsファイルをmp4エンコードし、その保管
- CD等をリッピングして取り込んだ音楽ファイル類の保管
- 普段の作業領域(自分が作成したPDFファイルとかエクセル等のドキュメント類)
- 色々なマシンに搭載しているboot driveとしてのSSDをバックアップ(OSがWindowsの場合はいわゆるCドライブのバックアップ領域)
…とこんな所でしょうか。といっても全くの新規ではないので、現状の利用用途(1.~3.)にバックアップ領域(4.)としても使いたい、って感じですね。
用途を洗い出したところで、どんなスペックがいいのか仕様を考えてみます。
仕様:
- HDDは故障する可能性があるので、DISKの冗長化が必要
- 大容量が必要。が、お財布の中身と相談
- 基本的に保管用途なので、低速で十分。予算優先
といった感じですね。もう少し噛み砕いてみます。
こんな感じでしょうか。となると後は、機種選定と価格調査です。
機種選定
以前ほどHDD製品の選択肢は無くなってきましたね。
その昔は日立のDesktstar HGSTシリーズを好んで使っていたのですが、今回は3.5インチ/5400rpmってこともあり、Western Digitalあたりにしておこうかと。
Western Digital HDD 4TB WD Blue PC 3.5インチ 内蔵HDD WD40EZRZ-RT2 【国内正規代理店品】
- 発売日: 2018/01/01
- メディア: Personal Computers
※2020-06-17 追記
Western Digital社がWD REDの記録方式をこっそりSMR方式に変更したことが話題になっていますが、SMR方式自体に問題があるわけではなく「大量のRandom Write Access」が発生すると書き込みに問題が発生する可能性がある、といわれています。
今回のように「個人用/倉庫用途/ミラーリング」用途だとまずSMR方式に起因する問題は発生しないと思われますが、24時間Random Write Accessの負荷がかかりっぱなし等の用途や、RAID5以上のアレイを組むような用途には、CMR方式のものを選定した方が良いかもしれません。
(参考リンク)
WDのNAS向けHDD「WD Red」の記録方式が「RAIDに不向き」な仕様にこっそり変更されていたことが判明 - GIGAZINE
NAS向けHDD「WD Red」の記録方式をこっそり変更した件についてWDが釈明 - GIGAZINE
WDがNAS向けシリーズ「WD Red」で起こした問題は「沈黙し続ける企業文化そのもの」が原因との指摘 - GIGAZINE
WD 3.5inch Red Pro 2TB キャッシュ 64MB SATA6Gb/s 7200rpm WD2002FFSX
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: Personal Computers
価格調査
HDDの価格なんてある意味水物なので(すぐに値段が変動する)、まずは傾向を掴んでおこうかと。ということでてっとり早くAmazonで価格調査です。
Western Digital HDD WD Blue PC 3.5インチ 内蔵HDD
容量 | TBi換算 | 金額 | 1TBiあたりの金額 |
500GB | 0.454747 | ¥5,736 | ¥12,614 |
1TB | 0.909495 | ¥5,089 | ¥5,595 |
2TB | 1.81899 | ¥7,051 | ¥3,876 |
3TB | 2.72848 | ¥8,061 | ¥2,954 |
4TB | 3.63798 | ¥9,061 | ¥2,491 |
6TB | 5.45697 | ¥11,091 | ¥2,032 |
(※2020年6月14日現在 amazon調べ)
ということで、WD Blue/5400RPMは容量が大きいほど1ビットあたりの金額が安くなる傾向にあるようです。
今回はWD Blue 6TBになりそうですね。
Western Digital HDD 6TB WD Blue PC 3.5インチ 内蔵HDD WD60EZAZ-EC 【国内正規代理店品】
- 発売日: 2020/04/18
- メディア: Personal Computers
WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 10TB WD Red Pro WD101KFBX SATA3.0 7200rpm 256MB 5年保証
- 発売日: 2017/06/01
- メディア: Personal Computers
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