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無印iPad(2020)とiPad miniのどちらを選ぶ?

このブログに時々登場していますが、iPad Air 2を現役で使っています。

tsh.hatenablog.jp

先日開催された、例年秋に開催されているAppleイベントを見極めた上で、次のiPadをどうするか検討していきます。

iPad Air 2を使ってはいるけれど

当初仕事用として使う予定だったiPadでしたが、最近まではひたすらコンテンツ消費用としての役割しか与えられていませんでした。 外付けキーボードやトラックパッドが割とまともに使えるようになったのは、つい先日のことです。

以前の紹介記事はこちら

tsh.hatenablog.jp

iPad + HHKB + Magic Trackpad2の組み合わせを色々と持ち歩いてみて発見したこと:

  • 限定された状況でないと外付けキーボードを使いづらい
  • iPad単体でもやっぱり重い

というわけで、どうやってこの状況を打破するか考えてみたところ、

Apple Pencilを使えば簡単なミーティングのメモ取りに最適なのでは?」



と、思い至るようになりました。

今年の新製品発表を受けて考えてみた

Apple 秋のイベント

例年秋に開催されているイベントでは、iPhoneiPad等の新製品が発表されることが多くなっています。ちなみに今年は、2020年9月16日(日本時間)にAppleの新製品が発表されました。「この秋のイベント発表を見極めてから、新しいApple製品の購入を検討してみる」というのが定番の流れとなっています。

無印iPad(2020)が発表

念のため簡単に製品に触れておくと、無印iPadとはiPadシリーズの廉価バージョンです。新しい「無印iPad」は発表翌日の2020/09/16から注文開始され、9/18からすでに発売されています。

今回の無印iPadは前回のiPad Air(2019)に匹敵する高スペックとなっており、お買い得感は高いです。個人的には、Air 2でもさほど「遅い!」と感じるアプリを動作させていないので、CPUスペックとしては新型の無印iPad(2020)で十分過ぎるくらいです。

ちなみに、Apple Pencilは第1世代のみ対応とのこと。

iPad mini6 が公式発表されなかった

今回の発表では残念ながら、新型のiPad mini6は発表されませんでした。2021年前半に出るらしい、Apple Pencil第2世代に対応する予定である、等が噂されています。

さすがに発表されないものは検討できないので、今回はiPad mini5も検討機種に入れておきます。

iPad mini5

iPad mini5は 2019/03発表の製品で登場してから1年半が経過しています。Apple Pencilは第1世代のみ対応。

登場してから時間が経っている割には、意外にも今回発表された無印iPad(2020)に近いスペックを持っていますので、十分検討の価値があるといえるでしょう。

Apple Pencil第2世代って?

Apple Pencil第2世代は第1世代と比べて、iPad Proにくっつけるだけで充電できることや、Apple Pencil本体をダブルタップする事でツールの変更が可能となっている事等、使い勝手が向上しています。

iPadで絵を描かれる職業の方には「本体ダブルタップ」が相当便利で、プロの道具としては「Apple Pencil第2世代一択!」という話はちらほらと耳にします。

ちなみに第1世代は充電の様子の写真を見て、相当がっかりされた方もいらっしゃったと思います。(自分もその一人です。)



https://support.apple.com/library/content/dam/edam/applecare/images/en_US/ipad/ipadaccessories/apple-pencil-charging-adapter.pngApple 本家サイトよりApple Pencil第1世代の充電の様子を借用。 この写真だけではがっかり感は少なそうですが、、。

機能としては、筆圧検知や傾き検知などはあるので、少しでも絵を描く使い方ではApple Pencilを選ぶのが無難だと言えそうです。

が、絵は全く描かない、主な使い方はミーティングの記録をとったり、思いついたアイデアのイメージ図を落とし込んだりと、手帳代わりの使い方なら、互換ペンで十分なのでは、と考えています。(参考までに、Logicool Crayonは傾き検知はあるようです。)

スペック

Appleの公式サイトって、スペックを調べようとすると意外と分かりづらいですね。

検討しているiPadを並べてみました。

iPad(2020) 第8世代 iPad mini5 iPad Air 2 初代iPad
サイズ(mm) 250 × 174 × 7.5 203.2 × 134.8 × 6.1 240 × 169.5 × 6.1 242.8 × 189.7 × 13.4
重さ(セルラーモデル) 495g 308g 444g 730g
ディスプレイ(インチ) 10.2 7.9 9.7 9.7
CPU A12 Bionic A12 Bionic A8X A4
RAM 3GB 3GB 2GB 256MB
発売日 2020/09/18 2019/03/19 2014/10/24 2010/01/27

ここまできて、表題の「無印iPad(2020)とiPad miniのどちらを選ぶ?」という感じになってきました。購入時に選択の余地がある「容量」についてはそれぞれ若干差があるものの、それ以外では「サイズ」以外のスペックはほぼ同等と言ってもいいでしょう。

最近のiPadを軽さ順に並べてみると

機種 ディスプレイ(インチ) 重さ(セルラーモデル) Apple Pencil(第2世代) Apple pencil(第1世代) Logicool Crayon
iPad mini 4 7.9 304g
iPad mini 5 7.9 308.2g
iPad Pro 2016年 9.7 444g
iPad Air 2020年 (第4世代) 10.9 460g
iPad Air 2019年 (第3世代) 10.5 464g
iPad Pro 2018年 11 468g
iPad Pro 2020年 11 473g
iPad Pro 2017年 10.5 477g
iPad 無印 2017 / 2018 9.7 478g ✕/◯ ✕/◯
iPad 無印 2019年 (第7世代) 10.2 493g
iPad 無印 2020年 (第8世代) 10.2 495g

「持ち運び」といった点では、当然ながらiPad mini5が優勢です。ただ、無印iPad(2020)より「187g軽い」と見るべきなのか、それとも「重さが約2/3」と評価するかで、見解が分かれるところです。どの程度インパクトがあるのか、、。

また、mini以外の一般的なiPadサイズでは手元にあるAir 2より軽いものは無く、同等あるいはそれ以上の重さとなります。したがって軽さで選ぶならiPad mini5の一択と言えるでしょう。

他方で「Apple Pencilの使い勝手」といった点では、当然画面サイズが大きい方が有利ですね。これは「小さな手帳」に図を描くのか「大きめのノート」に描くのか、を考えるとおおよその想像はつきそうです。が、大きさを追求しだすとiPad Pro 12.9インチ一択になってしまいますし、今の9.7インチでもやや重さを感じていることを考えると、持ち運びはそれなりに大変そうです。

iPad Pro 12.9インチを比較してみると

機種 ディスプレイ 重さ(セルラーモデル) Apple Pencil(第2世代) Apple pencil(第1世代) Logicool Crayon
iPad Pro 2018年 12.9 633g
iPad Pro 2020年 12.9 643g
iPad Pro 2017年 12.9 692g
iPad Pro (第1世代) 12.9 723g

12.9インチって相当大きくて重い感じがしますが、意外にも全て初代iPadより軽い事が分かります。びっくりですね。

まとめ

ここまで「軽くて」「大きい」ものはあるのか?という二律背反する条件を考えてみましたが、やはりそんな都合の良いものは無さそう、という結論になりそうです。

現状手元にはiPad Air 2がありますので、今回はまず持ち運びを重視して、iPad mini5を最有力候補とすることとして、今回のまとめとしておきます。