HHKB は文章を大量に入力する際のキーボードとしては素晴らしいのですが、表計算ソフト等で大量に数字を入力しなくてはいけない場合、やはりテンキーパッドが欲しくなります。
今回は、前回から引き続きテンキーパッドの話題です。
前回の記事はこちらからどうぞ:
今までのキーパッドも良かったのですが、、、
前回、テンキーパッドをカスタマイズして使用する記事を書きました。
その時ご紹介したキーパッドがこちらになります。
非常に良いテンキーパッドです。 が、使用しているとどうしても細かいところが気になってきます。
例えば:
- 左上キーを「ESC」に設定したい
- 「00」キーと「0」キーの位置を逆にしたい
- 「.」キーのアサインがHidKeySequenceで上手くいかなかった
等です。
そこで、何か良い方法は無いかと考えているうちに、とあるものを発見しました。
Koolertron 23 key
フルプログラム可能な、メカニカルキーボードです。
こちらは23キーと若干少ないですが、自由にカスタマイズが可能です。
これをテンキーパッドとして使えないか?ということで、少し試してみたいと思います。
今回は、
のものを入手しました。
開封の儀
それでは、開封していきましょう。
想像していたより、大きな箱で届きました。
付属のキートップが大量にあります。
色々なものが、沢山入っていました。
とりあえず接続してみました。
ブルーのバックライトLEDが眩い😉です。
まずは、無刻印化
先ほどの写真の通り、初期状態はおそらく左手で使うことを意図した配置になっていると思われます。
が、そんなことは一切気にせず😅、当ブログおなじみの 無刻印化 をしてみます。
キートップを全て外したところです。
赤軸といわれるキースイッチが配置されているのが分かります。
付属していた無刻印キートップを並べてみました。
写真でお気づきの方もいらっしゃると思いますが、無刻印キートップにはホームポジションマークが無さそうです。
これはかなり残念ですね。
設定用ソフトウエアをダウンロード
設定用ソフトウエア(日本語版)がありますので、そちらをダウンロードします。
http://amazonfiles.s3.amazonaws.com/amag.zip
zipファイルを展開し、中にある "AMAG_JP.exe" ファイルを起動します。
LED設定
LEDが光ると色々と楽しそうですが😁、仕事等で集中するときには余計な情報を少しでも目に入れたくないので、今回は「消灯」にしてみます。
キー設定
テンキーパッドとして使う設定にしてみました。 数字キー以外の工夫としては、
- 左上は「ESC」
- その下は「TAB」
- 3列目は「:」(マクロ2)
- 4列目は「Fn」
- 右上は「BS」
- 右下の 唯一大きなキーは「Enter」
- 列5行3は「=」
- 列3行5は「00」(マクロ1)
の割当としました。
ファーストインプレッション
Pros(良いところ)
自由自在にカスタマイズできる
Koolertron 23 keyの最大の魅力です。
付属のソフトウエアも使いやすいですし、ハードウェア側に設定を保存できますので、違うマシンに接続した場合でもすぐそのまま使い始めることができます。
赤軸
赤軸といわれるメカニカルキーボードスイッチですが、軽い打鍵感で比較的静かに入力できます。
HHKB Hybrid Type-S と比較してみても同程度のキー入力の軽さとなっています。 が、微妙なタッチは、やはりHHKB Hybrid Type-Sに軍配が上がります。
(個人的な感想ですが、もう少し手前側が軽め、奥側がさらに軽めのフィーリングが良かったように思えます。)
Cons(イマイチなところ)
無刻印キートップにホームポジションマークが無い
これは先ほど触れたとおりです。
ざっと一通り見てみたところ、ホームポジションマークらしいものがついている無刻印キートップは無さそうです。
(付属の無刻印キートップ全てを一つずつ厳密に探してみると、もしかすると何かホームポジションマーク的な違いが発見できるのかもしれませんが、、、。)
付属の「F」「J」キートップには、ホームポジションマークが付いていますので、必要な場合はこちらを利用することになりそうです。
有線接続
付属のケーブルはType-Cで、比較的長さには余裕がありますのでデスクトップPC等で常設するような使い方の場合は困らないと思います。
が、ちょっとした移動用として使いたい場合、Bluetooth等で接続できた方が、やはり便利ですね。 (ただ、その場合は何らかの形で電源を内蔵しないといけません。)
23 key / 配置
通常の利用用途だと、右下のキーが2つ分の大きさとなっているのが使いやすいのかもしれません。が、場所が固定されてしまうのなら、いっそのこと全て同じ大きさの方がよかった気がします。
例えば、今回のようにテンキーパッドの代わりとして使うのなら、発想を転換させて、縦長に置いて使うことも考えられるわけです。となると、一つだけ2倍の大きさのキーが固定の場所で鎮座していると、折角カスタマイズできる柔軟性がフルに発揮できません。
まとめ
今回は、Koolertron 23 keyをテンキーパッドの代わりとして使う方法について触れてみました。
HHKB単体でも数字入力は十分可能ですが、数字を大量に入力するような場面では、やはりテンキー専用のキーボードがあるとより効率的です。
しかも、今回のように自由自在にカスタマイズできるのは大きな魅力です。「痒いところに手が届く」感じです。
この手のキーボードを探すとき、「片手キーボード」「左手キーボード」といったキーワードで検索してしまうと、「ゲーミングキーボード」が多数ヒットしてしまいます。が、単にテンキーパッドの代わりとして使う分には、少々大げさなものが多いので、探すのに意外と苦労します。
「痒いところに手が届くテンキーパッド」を一度体験してみてください。きっと世界が変わること間違いなしです😉
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