すっかり秋めいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
寒くなって暖房の季節になると、気になってくるのが換気です。寒いのにわざわざ窓を開けて換気すると、せっかく温まった部屋が一気に冷たくなってしまい、何だか無駄なことをしているような感じさえします。
今回は、CO2モニターを入手しましたので、デスクワークの作業場所を計測してみました。
CO2センサーでPC作業環境を計測する
試してみたいこと
集中できる環境として、温度、湿度や音などが適切であることが求められますが、空気の綺麗さ、いわゆる「CO2濃度」は、意外と気付かない要素です。
最近では新型コロナウィルスの影響もあって、店先でセンサーが設置してあるのをよく見かけるようになりました。大抵のお店では400ppm程度の値を示しているようです。きちんと換気ができているのでしょう。
それでは、普段作業しているPC作業環境では一体どの程度の数値なのか?興味を持ったので、今回調べてみました。
CO2センサー『開封の儀』
今回入手したのはこちらです。
と、9つのセンサーが内蔵しており同時計測ができます。
それではお待ちかね『開封の儀』です。
意外と大きな箱で届きました。
開封してみました。本体もまずまず大きいです。
中身を取り出してみたところ。紙のセットアップマニュアルが付属しています。
セットアップ
uHooのアプリをインストールして、手順通りに作業を行うと10分もあればセットアップは完了します。
※Wifiに接続するときは、2.4GHz帯のものをきちんと選びましょう
この装置は、2.4GHz帯の802.11 b/g/n Wifiしか対応していないため、うっかり 5GHz帯のSSIDを指定してしまうと大変です。サーバー側に中途半端に情報が残るらしく、サポートに連絡して、自装置のMAC ADDRESSを伝え、情報をリセットしてもらわなくてはいけません。
アプリ側では、セットアップ時のトラブル対応用の連絡フォームが起動するのですが、それに従ってサポートセンターへ連絡すると、英語で返信が来てびっくりします。以降、英文でサポートセンターとのやりとりを行えば、比較的スムーズに対応はしてもらえるのですが、日本語以外のメールをSPAM扱いしてたりすると大変です。
製品付属の紙のマニュアル上では日本語で対応してもらえるようなので、セットアップ時にトラブル等が発生した場合に日本語でやりとりを希望される場合は、アプリ上のフォームではなく、紙のマニュアルに記載されているアドレスに直接emailを送ったほうが良いと思われます。
PC作業場所のCO2濃度を計測してみた
本来であればセットアップ完了後、48~72時間程度時間をかけて測定値を校正しなくてはいけません。が、そんなに厳密な値を要求しているわけでもないので、さっさと計測を開始してしまいます😁。
エアコン暖房を効かせながら、しばらく換気しない状態で計測
- 1170ppm
空気が古くなってきており、眠気や集中力の低下を経験するかもしれません。意識がなくなることはこの時点でありませんが、このような状態にさらされていると、エネルギーの低下などが起きます。
との表示が、、😓。
まずは目標値の 800ppm未満を目指してみます。
窓を開けて換気してみる
空気の流れを良くしようと、部屋の入口と窓の二箇所を開けて計測してみます。
こんな感じで、みるみる数値が下がります。
ただ単に2箇所開けただけで、特に風の流れを感じているわけではありません。にも関わらず数値上は明らかに違っています。窓を開けることが、こんなに効果があるとは・・・。
800ppm台までは簡単に下がったので、気分を良くして作業をしていると、、、今までと明らかに違います😃。
びっくりすることに、「頭がクリアになった感じがして、やる気が出てくる」のです!
しかも、ある程度時間が経った状態でも、今までのように「眠くなったり」「だるくなったり」しない!!!
これは凄い!!作業効率が全然違います!!!
今までずっとPCに向かっていると、何となくやる気が出なくなっていたのは、疲れていたからではなくて「CO2濃度が高かったから」なのか、と新たな発見です。
まとめ
正直、今まで、それほどまともに換気の事を考えていませんでした。
例えば、ガスストーブだと「不完全燃焼による一酸化炭素中毒にならないため」といったこともあり「渋々換気していた」というのが実情で、エアコン暖房や床暖房等だと、寒い思いをして窓を開けなくても、という気持ちもありました😅。
が、今回CO2濃度を計ってみたことにより、そんな考え方は良い意味で裏切られました。
世間に色々とある「作業効率化アイテム」を物色するくらいなら、
といいたいです。
PCの前にずっと座っていると、なんとなく「ホゲーっ」とする現象のうち何割かは(大部分と言ってもいいかもしれませんが)『CO2濃度が上がっているから』といってよいでしょう。
これだけ作業効率が上がれば、CO2センサー代くらいすぐに元が取れそうです😁。
(今までも換気をきちんとやっていれば、CO2センサー買わなくて良かったのでは?!という意見もありますが、、、)
この記事が皆さまにとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
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