皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今回は「大阪観光気分を味わおう」シリーズです。
前回の記事はこちら:
『KIX』とは
このblogをご覧になられている読者の皆様におかれましては、既に釈迦に説法だと思いますが、 ご存知ない方がいらっしゃるかもしれませんので、念のため簡単に説明します。
『KIX(キックス)』とは、『関西国際空港』の「3レターコード」といわれているもので、 IATA*1により、コードが割り振られています。
であれば、Kansai International Airportの略で「KIA」になりそうなものですが、このコード実は早いもの勝ちでして、 すでに「KIA = KAIAPIT空港(PAPUA NEW GUINEA )」に割り振られていた、といった事情もあり、 その時点で使われていない文字列の組み合わせから、KIXになった、ということのようです。
脱線すると、日本の空港は3文字目が「J」の空港が多く見受けられます。(AOJ、GAJ、MMJ、YGJ、KMJ、KOJなどなど)
3文字目が「Q」という日本の空港もあったり(KMQ、NTQ)色々工夫の跡が見られますね。
2022/10/26にKIX新国内線がリニューアルオープン
ということで、実際に行ってみました♪
国内線の保安検査場入り口は、第一ターミナルの南端側に移動しました。
今までお使いの方であれば、「2階全日空カウンター側のさらに奥」で十分伝わるかと思います。
保安検査場を通過した所です。今までに無かった動く歩道が設置され、搭乗口方面まで移動しなくてはいけなくなりました。
多少距離があるといえばありますが、今までの状況と比較するのは、さすがに酷な気がします。
一般的な大きな空港と比較しても、それほど大した距離では無いのですが、まぁさすがに今までが近すぎました😅。
(これまでは、保安検査場を通過したら、すぐ目の前が搭乗口でしたので、、、。)
ラウンジ「KANSAI」はエスカレーターを上がったフロア(3F)になりました。
このラウンジは、JAL/ANA共通となっていて、今までのような窓のない部屋に引きこもるようなことは無くなりました。
が、搭乗口まで少々距離がありますので、普通の大きめの空港のようになってしまった、といったところでしょう。
(今までは保安検査場を通過したらすぐ横に空港会社のラウンジ入り口があって、さらに搭乗口も目の前でしたので、時間ギリギリまでラウンジで過ごすことが可能でした。)
特筆すべきなのは、エアサイドにショップ街が生まれたことです!
お好み焼き『ぼてじゅう』では、プライオリティパス利用者に、なんと「3,400円まで」無料で飲食可能です。
これはすごいですね!!
ちなみに写真の分量(モダン焼き、とん平、ご飯)を発注しても、3,400円分使い切ることはできませんでした😅。 (正直お腹がいっぱいになりました。)
『プライオリティパス』はある程度のグレードのクレジットカードに付帯していますので、 関空を経由されるご予定のある方は、早い目に申し込みされておくことをお勧めしておきます。
現地のぼてじゅうのカウンターで、プライオリティパスと搭乗券を見せる必要があります。 (搭乗券以外の予約確認書なんかだとNGです。) なので、当日航空会社のカウンターでチェックインした際、グランドスタッフの方に
「紙の搭乗券を出して下さい」
と伝えるのが、最も確実でしょう。
ちなみに、このプライオリティパスの優待サービスは、搭乗時だけでなく、到着便でも使うことができます。
「時間がなくて、現地で食事を食べる時間が無かった」ときでもKIX到着便にすることで、 無料で食事にありつける事ができるわけです。
これはありがたいですね♪
(まとめ)
ということで、駆け足でリニューアルの状況をお伝えいたしました。
Pros(良いところ):
エアサイドにショップ街が生まれた。先程の「(無料)ぼてじゅう」だけでなく、『八坂圓堂*2』など、お金を払っても普通に食べたいお店ができた
ラウンジが広くなった。大きな窓もできて、空港に来ている気分でゆったりとすごせるようになった
Cons(イマイチなところ):
- 何 もかも(保安検査場も、ラウンジも、搭乗口も)遠くて時間がかかるようになった。今までは、これだけ大規模の空港なのにも関わらず異常なまでに近かったので、乗り慣れてくるとかなりギリギリでも時間が読めるメリットがあった。(特にビジネス用途では有り難かったですね。)
ということで、荷物は全て機内持ち込みでOKのビジネス客はターゲットから外れ、 時間に余裕がある方々(旅行客など)にターゲットを変えたと思われます。
KIXは保安検査場の優先レーンも比較的空いていて、伊丹や羽田のような 「優先レーンにも関わらず、意外と並ばなくてはいけない」といったことも、あまりありません。
また、エアサイドショップ街も動線を邪魔すること無く、上手くレイアウトされています。
(自分の経験した新千歳空港では、お土産コーナーの人混みを書き分けないと、 航空会社カウンターにすらたどり着けなかったので、、、。)
今後、国際線のファースト・ビスネス客の扱いが、どう変わるかが見ものですね。
(今までは、エコノミーと扱われ方がそんなに変わらなかったので、国際線上級クラスの客が好んでKIX発着便を利用しようと思わなかったのでした😅)
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
それでは、KIXからの離陸の様子をお伝えしながら、この記事の締めくくりとさせて頂きます。
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