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☆祝☆【北陸新幹線敦賀延伸開業】大阪~東京を北陸新幹線で移動してみた(後編)

北陸新幹線敦賀延伸開業、おめでとうございます!!

(前編)の続きです。

北陸新幹線敦賀~東京がどんなものなのか?体験すべく北陸新幹線を全区間乗車してみました。

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敦賀駅西口

まずは、こちら側から改札内に入っていきたいと思います。

改札に入ってすぐに右側に、エスカレーターが待ち構えています。

在来線・ハピラインふくいを跨ぐ通路

通路上からの眺め(大阪方面)

反対側の眺め(福井方面)

右奥の高い構造物が新幹線ホームとなっています。

『ハピラインふくい』から新幹線ホーム間をつなぐ動く歩道を奥へ

突き当りのエスカレーターを上がると…

ようやく新幹線側にたどり着きます。

サンダーバードから新幹線への敦賀駅乗り換え

さて、ここで一旦「サンダーバード」・「しらさぎ」からの乗り換えについて見ていくことにしましょう。

敦賀駅にやって来た「サンダーバード」や「しらさぎ」号は、新幹線側建物の1階に到着することになります。

福井方面の新幹線をお使いになられる乗客は、こちらのエスカレーターや付近にある階段を使って、 乗り換えをすることになります。

このように2階の新幹線乗り換え口コンコースはかなり距離があります。サンダーバードしらさぎを降りる場所によっては、 かなりの距離を歩くことになります。

新幹線のりかえ口に到着です。

新幹線からサンダーバードしらさぎに乗り換える場合、反対向きの景色になります。

乗車する目的の列車ごとに色分けされていておそらく間違えることも無く、 (移動距離を除けば)問題ないかと思います。

こちらは東口方面への改札方向。

民族大移動!?

というわけで、しばらくコンコースで乗り換え客の様子を眺めてみることにしました。

大阪・京都や米原方面から特急列車がやってくると、ワーッと乗り換え客が増え、 その殆どの方々が新幹線乗り換え口に向かっていきます。

『ハピラインふくい』方面への向かわれる方はごく一部で、ほぼ大部分が新幹線への乗換のようです。

(写真はその乗り換え客が一段落した時の状態)

本当に色んな方々が乗り換えされています。ビジネス客をはじめ、旅行者、ツアー客、外国人観光客・・・。

となると全てのお客様がスムーズに乗り換えしているわけではありません。 中には不慣れな方も結構いらっしゃるようで、その結果↓


「乗り換えに間に合わないお客様を待つために発車待ち

ということになってしまいます。 (写真の状況でも、すでに5~6分発車が遅れています。)

JR側もこうなることは予想していたようで、いたるところに乗り換え案内係の要員が配置されています。

乗り換え客の質問等を受け付けたりされていましたし、 (写していませんが)外国人観光客グループに対してフルアテンドで乗り換えの案内までしていました。

搭乗時間ギリギリだとアテンドしてくれるなんて空港のようです。 が、実際には、そういった光景を目撃したのが先程の時刻をさらにしばらく過ぎてからなので、 大幅に出発が遅れてしまっていました。

『新幹線のりかえ口』内へ

それでは新幹線のりかえ口内の様子を見ていくことにしましょう。

eチケット座席表発行機

当日は地震の影響で遅れがあったようです。が、敦賀→東京方面には影響無さそうでした。

(むしろ乗り換え待ちで、発車が遅れてしまっていました。)

3階の新幹線ホームです。

天井も高く開放感のあるスペースになっています。

北陸新幹線車内

今回は「かがやき510号」東京行きに乗車します。

敦賀駅の券売機で購入した特急券

(乗車券は、『前編』をご参照下さい)

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電動でリクライニングするようです。航空機の座席みたいですね。

冊子もありました。

北陸新幹線全線乗車してみました

動き出すと快適そのものです。あっという間に福井到着。

外は全力で雪模様です。

あっという間に金沢。まさに爆速!!

そして再び瞬く間に富山到着。

自動車で移動していた感じと比べると、本当にあっという間です!!

めちゃくちゃ速い!!!!!!(感動)

糸魚川を過ぎたあたりから長大なトンネル区間

地上を出てしばらく走行して長野へ。この区間が長く感じられました。

軽井沢のスキー場。もしかしたらまだ滑れる感じなのかも

見えると噂には聞いていましたが(おそらく)富士山が出迎えてくれました。

が、シャッターチャンスは一瞬(苦笑)

大宮駅に到着です。意外と「長野~大宮」は距離を感じました。

上野駅に到着。多くのお客様が降りられるのか?と思いきや、殆どの方がそのまま終着東京駅へ向かわれるようです。

降りられたのはごく一部。

東京駅に到着です。ここで全てのお客様が降りられました(当たり前😅)

長旅お疲れ様でした!!

(まとめ)

『前編』『後編』を通じ、大阪~東京間(北陸新幹線を使って)の移動をお伝えしてまいりました。

まず感じたこととして:


敦賀~富山」間の移動がめちゃくちゃ速くなった。今までと比べると異次元の速さ!



ということです。

北陸新幹線金沢延伸開業で、サンダーバードが直通しなくて少し不便になっていた感のあった富山でしたが、 今回の敦賀延伸開業で、大阪・京都までの所要時間が大幅に短縮された感じです。

そして:


やはり新幹線は地上の乗り物としては爆速



である、ということ。

これだけ速いと、大阪・京都~長野の移動が、名古屋経由木曽路周りでなくても、 「北陸新幹線経由」ルートが検討範囲内に入ってきます。 本当に凄いことですね🌝

懸案の敦賀駅乗り換えについてです。

  • 乗り換え客対応で、航空会社もびっくりのフルアテンド運用
  • 「つるぎ」のダイヤを独立させることで、他の列車に遅れを伝搬させないようにしている

等々、JR側も様々な工夫や涙ぐましい努力をされているのが本当に分かります。

が、一方で、

  • 民族大移動の発生😒。敦賀駅は現在、始発・終着駅なので、敦賀駅(や、ハピラインふくい)を利用になられる一部の乗客を除くと、 ほぼ全員が次の列車(特急←→新幹線)への相互乗り換えを強いられる
  • そのため日常的・恒常的に遅延が発生 (状況を目の当たりにすると、この日だけ、しかもたまたま遅延が発生していたとは全く思えないですし、今後も永久的に遅延が発生するものと思われます)
  • 乗継割引の廃止等による特急~新幹線乗り継ぎの料金問題(増えた料金に比べて時短効果が低すぎるなどの問題)

を生み出すこととなってしまいました。

事実、(この記事を執筆しているのが延伸開業から概ね一月が経過していますが)、名古屋方面~北陸方面の移動は、 しらさぎ~新幹線乗り継ぎ利用を諦め、バス便による移動が劇的に増えている、との噂もあるようです。

大阪・京都~北陸の移動に関しても、


新幹線に乗車している時間よりも、 距離の短いサンダーバードに乗車している時間の方が長い



といった状況になってきています。

今、北陸新幹線敦賀以西のルートで色々ともめているようですが、ルート問題はともかく、

大阪(・京都)まで北陸新幹線を直通させる



ことが最も重要であることは間違いないように思いました。

となると、金沢側から延伸するより、大阪・京都側から伸ばしていった方が、本来、より自然な感じがします。

(が、なぜか現実として、そうなっていないのか?ものすごく違和感を感じます。)

一日も早い北陸新幹線の(本来の)全線開業を望みます。

*  *


今回もご覧いただきましてありがとうございました。

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