2023年のまとめとして、今年課金したサービスについて触れたいと思います。
前回の記事はこちら:
2023年新たに課金を開始したサービス
※サブスクリプションに限ります。
- Moneytree: Workプラン ¥5,400/年
Moneytree(Workプラン)
「アカウントアグリゲーション」「アグリゲーションサービス」と言われるものです。
最近はネットバンキングが主流になっていますが、複数の金融機関・カード会社・証券会社等の残高や取引情報を集約して 表示したり、統合的に管理できるサービス、ということになっています。
実はアグリゲーションサービスの利用歴は結構長くて、
「MoneyLook」→「Money Forward」→「Moneytree」とずっと無料サービスを使っていました。
手元の記録を振り返ってみると、2012年の頃には既にMoneyLookを使っていたようです。
Moneytreeも 2020年頃には無料版で使っていました。
特に高度な資金管理を必要としなかったので無料サービスで十分だったのですが、 個人のクレジットカードで経費の立て替え払いをしていて、その経費精算・申請をする処理にだんだんと時間を 取られるようになってしまったため、思い切って「Workプラン」を使ってみることにしました。
狙いはただひとつで、データのCSVダウンロードです。(これだけは無料プランではできないのです。)
もちろん、各カード会社のサイトに個別にアクセスして情報を取得すれば、それぞれカード単位でCSVでのデータダウンロードは可能なのですが、 何種類ものクレジットカードを使っていると、その繰り返し作業に意外と時間がかかっていることに気づかされました。
(例えば、5枚のカード利用履歴をダウンロードするのにそれぞれ(ログインして、何回かクリックして等の作業が)5分ずつかかっている とすると、概算で毎回約25分、年間だと25分×12ヶ月=300分=5時間かかる*1ことになります。)
もちろん、こういった作業を他の方にお願いしても良いのですが、さすがにコストパフォーマンスの面やらセキュリティやらで問題ありそう😓ですので、 まずは手元の有料サービスを使ってみることにしてみました。
今年も課金を継続したサービス
- Evernote:
プラス ¥3,100/年→ パーソナル ¥9,300/年 - IFTTT: Pro $1.99/月
- Note: ¥500/月
Evernote(プラス→パーソナル)
apps.apple.com「Evernoteの値上げ」ついにこの時がやってきてしまいました。
随分前から*2アナウンスされてはいたものの、 いざ値上げの当事者となってしまうと微妙な気分です😓
(ちなみに、「プラス」プランはかなり前から新規では選択できないようになっていました。 お目溢しでリーゾナブルなプランのまま、結構な期間放置しておいてくれたのには、感謝しかありません🌝、念のため。)
世の中では一部で解約騒ぎとなっていたようです。特に無料プランでお使いの方への影響が大きかったようですが、 多少なりとも課金をしていましたので、ほとんど影響を感じる事はありませんでした。
ただ実質的に3倍の値段となってしまうと、どうしてもコストパフォーマンスを再検討しなくてはいけなくなってしまいます。
Evernoteの主な使い方としては、ほぼ従来どおりで、
- Webクリップ
- スキャンした書類の保存
となっています。
(※過去にも何度かご紹介させていただいています。
Webクリップについては:
スキャンした書類の保存については:
)
とはいいつつも、代わりとなるアプリがなかなか見つかりませんね。
Joplin やら Notion やら、Simple Noteやら、Pocketやらと類似サービスを色々と試してみましたが、 そのどれも「スキャンしたPDF書類を保管しておく」といった使い方についての代替にはなりませんでした。
実のところ、特に「Notion」は現在フル活用していて必須ともいえるアプリになっています。 が、この数年間ずっと無料で使わせてもらっていますので、今回の一連の記事では登場しない、という状況です。
(Notionについては、いずれ機会を見つけて記事を書こう、と考えています。)
IFTTT(Pro)
apps.apple.comIFTTTについては昨年と全く同じです。
色んな使い方をしていますが、
- blog等のRSSフィードをチェック、更新された記事を、Discordに転送
のような使い方をしています。
以前の記事では、
- 部屋のCO2濃度が上がってきたら、Alexaに何か喋ってもらう tsh.hatenablog.jp
みたいなことにも触れていましたが、現在はAlexaの利用をやめてしまっているので、その分適応範囲が減っています。
Note
こちらも前回同様です。
ただ、Webブラウザを操作していちいちログイン作業をするのが面倒になってきたので、最近は少々利用頻度が落ちています。
まとめ
自前の環境でWebスクレイピングなり、RPA的な動作をさせることも可能なのですが、 そういった環境・ソフトウェアはメンテナンスが必要で、維持管理に思った以上にコストがかかります。
特に金融機関関連はすぐにWeb上での仕様が変わるので、一度完成させて動作したとしても、次(多くは1ヶ月後)に動作させようとすると、 どこかで何らかの不具合が発生して、その都度コード修正→テスト、といった手順が必要になります。
もちろん、そういったサービスを多くの方々に提供しているのであれば必要なコストなのですが、 自分しか使わないサービスにそこまでのコストをかけられるか?と言われると、「出来る/出来ない」であればもちろん可能なのですが、 (自分の時給と比較して)採算ベースに乗るか?と問われると、ほとんどのケースで「有料サービスを使ったほうがコストパフォーマンスが良い」 と言わざるを得ない状況です。
「定期的かつ高頻度に必ず実行しなくてはいけないこと」は自動化の恩恵が大きいので、「有料でもいいからサービスを使う」 というインセンティブが働くことになります。
「一生懸命頑張る」ということも大切ですが、多少であればお金を払って代わりに実行してもらう、ということも大切ですね。
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