以前のKindle OASISによるレビュー記事をご記憶の読者の方も多いと思う。今回は、I氏(匿名希望)によるFire HDの検証結果が寄せられたので、ご本人の許可のもと特別レビュー編としてお届けしたい。
Fire HDとは
Amazonから発売されているタブレット端末。つい先日(2020年5月13日)Fire HD (第10世代)が登場したばかりだ。
今回発売されたFire HD 8/32GBモデルだと、何と1万円を切るプライシング。安い。安すぎる。読者は既に多くのガジェットをお持ちだろうが、よく使うアプリの一つを別端末に独立させて使うような用途として、新たに追加購入しても十分に元が取れる安さだ。
機会があれば。また改めて詳細レビューとして当ブログでも取り上げてみたい。
Kindle OASISとの違い
さて、気になるのは以前レビューしてみたKindle OASISとの違いだ。目につく大きな違いは、Kindle OASISが電子ペーパー技術を主体とした反射型ゆえのモノクロ表示であるのに対し、FIRE HDは純粋にタブレット端末であり、通常のカラー液晶であることである。
上段:Kindle OASIS、下段:Fire HD 8。 カラー液晶であることが見て取れる。
Fire HDのサイズ感
Fire HD 8
Fire HD 8はその名の通り8インチサイズ。Kindle OASISは約7インチであり、1インチほど大きいサイズ感となっている。参考までに、人気のあるiPad miniともほぼ同等の大きさである。ただし、実勢価格は5倍以上だ。
Fire HD 10
FIre HD 10 は10インチサイズだ。こちらはKindle OASISと比べるとやや大きめのサイズ感となる。iPad(第7世代)が10.2インチ、iPad Air(第3世代)が10.5インチとなり、大きさで比べると十分対抗馬となる。
Fire HD 10をスキャンしてみた
さて、読者の皆さまお待ちかねのレビューである。今回はI氏の全面協力のもと検証が行われている。本当に感謝したい。
スキャン機種はEPSON EP-805AW。Fire HD 10 はカラー液晶であるので、検証用の画面としてはカラーで行ってみた。スキャン時の設定値は下図のとおりである。
実際に表示されている様子を確認してみる。Fire HD 10であるのでKindle OASISと比べるとやや大きなサイズであるものの、液晶自体はカラーで綺麗に表示されている。
衝撃の結果に
スキャン画面とスキャン結果を比べてみた。どのような結果になるのか・・・。
なんと!スキャンで取り込まれた画像はモノクロになっている。
繰り返しになるが、スキャナーを始めとする全ての機器はきちんとカラーモードとして設定されており、通常の印刷物等をスキャンするときちんとカラーで取り込まれている。スキャナーやドライバーの不具合といった現象では無さそうだ。
まとめ
今回はFIre HD 10をスキャンしてみる、といった検証を行ってみた。大方の読者の予想を裏切る衝撃の結果となった。まずは検証を行ってみてその事実を素直に受け入れる、といった基本的なことが、如何に重要であるかを改めて知る良い機会となった。
I氏のご尽力により、筆者だけでは実現し得なかったレビューを、当ブログでお届けする事ができた。ここに改めて感謝の意を表します。