皆様、いかがお過ごしでしょうか。
一般ドライバーが、普段からきちんと整備されている車に乗っていると「急に故障した」といった経験することは、あまりありません。
今回、珍しくトラブルを体験しましたので、記事にしてみました。
それは、ある日突然
数日前のことです。所用をすませ、自宅方面に向かって走行していると、なんだか少し違和感を感じます。
「クラッチペダルの遊びって、こんなにあったっけ？」
そうです。それまでの数十分間の走行中では全く問題無かったのですが、いつの間にか、普段よりペダルの遊びが大きくなっている事に気づきました。いつもより多少奥で切れるものの、初めからこうでしたよ？！と言われれば、まぁこんなものか、といった感じの状態です。
ですので、それほど気にすることなく、もう一件の最後の所用を済ませてから、自宅に向かいます。
ところが走行中に、さらに違和感が。
「クラッチペダルが、半分程度しか戻ってこない？」
なんと？！
クラッチペダルを普通に踏んで足を離すだけだと、普段の半分程度しか戻ってきません？！その位置から自分の足で反対方向に力を加えると元の位置まで戻るのですが、正直、遊びの部分はスカスカ。遊びが増えた分、クラッチが切れる位置も先程よりさらに奥になっています。
先程の状態から今の状態になるまでの実質走行時間は約5分程度。ということは、短時間で明らかに症状が悪化しています。
さすがに少しヤバそうな感じです。ちゃんと整備工場で見てもらったほうがいいかもしれません。が、その日はその後も別の予定があるし、いつ頃診てもらおうかな？一応普通に運転できてるし、今日の残りの予定を消化して翌日以降でもいいかな、などといった事を考えているうちに自宅に到着。クラッチ操作に少々違和感を感じながらも無事、車庫入れ完了。
早速、発生した症状についてインターネットで調べているうちに、とんでもないことが判明。
『（意訳）クラッチの状態に何か違和感を感じたら、すぐに整備工場にGO！！完全に故障すると自走できなくなるよ』
との事。これは大変！！
慌てて整備工場に連絡、症状を伝えると、すぐに「自走で来れますか？」の一言。メカニックの声のトーンから察するに、（先程まで普通に走行してはいたものの）どうやら想像していたより重症のようです。
大慌てでその後のスケジュールを変更し、すぐに整備工場に向かうことにします。もしかすると、既にオイルをぶちまけてるかもしれません。これは大変。
まず先程停車したばかりの駐車場から車を出します。エンジンをかけてギアを１速に入れようとすると、
ん？
渋い！！！
どうやら、ペダルを一番奥まで踏んでも完全にクラッチが切れてません。
が、静かに押し込むと渋いながらもなんとか入りました。やはり、かなり状況が悪化しているようです。
が、次に立ちはだかる難関が。
駐車場から出ようとすると少し切り返さないといけないので、バックギアに入れようとすると、
全く入らない！！！！！
少しの間ギアと格闘してみるものの、もう全くダメ。
こうなったら仕方がないので、ハンドルを切った状態にしておいて、車から降りて数メートル手で押します。周りから見ると「駐車場で何やってるの？」って感じです😅。
そんな感じで、やっとの思いで切り返し完了。すでに大汗まみれ😂。
あとは、整備工場に何とか辿り着くように運転します。どうやら前進ギアなら回転を微妙に合わせれば何とかシフトチェンジできそうです。
・・・というわけで、大変な状況になりながら、やっとの思いで整備工場に辿り着きました。もちろん即入院です。軽く診ていただいたところ、ペダル自身には異常なし。オイル漏れも無さそう、とのことで、マスターシリンダーとレリーズシリンダーの交換処置ということになりました。
P.S.
「ホースもメタル化しちゃえば？」とのアドバイスを頂きましたので、
ホースもついでに、こんな感じの物へ交換してみます。 貴重なアドバイスありがとうございます。
まとめ
完全に故障してしまう前に、何とか自力で辿り着けて本当に助かりました。
自走できなくなってロードサービス等のレッカー車で運んでもらうことになると、最低でも1万円～の費用がかかってしまうそうです。
「クラッチトラブルは、（どれだけ軽症に思えても）すぐに整備工場へ」
ということを身をもって体験しました。
読者の皆様に、この教訓が少しでもお役に立てれば幸いです。
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